「岩手の水産業」をより深く学んでもらおうという社会科教科書の副教材が作られ、小学校の授業で活用されています。
この副教材「いわての沿岸漁業」は、日本財団「海と日本プロジェクト」が、岩手県・岩手県教育委員会・岩手県漁業担い手育成基金などと共同で製作したもので、来年度の全県配布を念頭に、今年度はパイロット版を発行。県内のいくつかのモニター校に先行して授業で使ってもらい、改善点などを収集しています。
モニター校のひとつ、盛岡市立中野小学校では、5年生の社会科授業に活用。「岩手の水産業は、なぜ盛んなのだろう?」と先生が児童に問いかけ、子どもたちは前もって副教材で学んだことも生かしながら、「黒潮と親潮がぶつかっている海だから魚の餌が豊富」「「リアス海岸で波が穏やかで、養殖に適している」など次々と手を上げて活発に答えていました。子どもたちは、この副教材について「わかりやすい」「親しみやすい」「岩手の海をもっと知りたくなった。」など概ね好意的な反応でした。
事務局では、使用後の感想・意見を児童や先生から集めて、来年度の全県に配布する副教材の改訂版発行につなげていくことになっています。
イベント名 | 盛岡市立中野小学校 社会科授業「いわての水産業」 |
日程 | 2023年7月13日(木)10:30~11:20 |
場所 | 盛岡市立中野小学校 |
協力 | 海と日本プロジェクトin岩手 |