レポート
2022.07.31

「いわてマリンキッズプロジェクト」大船渡で開催・2日目

「さんま焼き師」の技を学ぶ。海に潜って「温暖化の影響」を見る体験も!

  1. 「さんま焼き師」師範代に美味しく焼くコツを学ぶ
  2. 炭火の遠赤外線で焼くさんまは格別!
  3. 「磯焼け」の原因となったウニの「蓄養場」を潜って見学

岩手の海の豊かさ・楽しさ・大切さを学ぶ「いわてマリンキッズプロジェクト」は、大船渡市を会場に7月27日・28日の2日間行われました。この事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の事業の一環です。

大船渡市は、本州一のさんまの水揚げで知られ、さんまをテーマに様々な街おこしに取り組んでいます。2日目は、大船渡市魚市場を見学。船から水揚げした魚を新鮮なまま競りにかけ出荷していく施設の工夫・しくみを学びました。子どもたちは「さんま専用水揚げ岸壁」があることに、感心していました。そして、その岸壁で全国唯一の大船渡市で設けられている資格「さんま焼き師」の講習を体験。実際に、さんま焼き師師範代の方から指導を受けながら、炭火でさんまを焼き、その美味しさに目を丸くしていました。

次は、大船渡市越喜来の浪板海岸に場所を移動。さんまがここ1・2年、大きく漁獲量が減っている大きな要因と言われている「海の温暖化」について、岩手の海でも急速に進んでいる「磯焼け」の現状を、ウェットスーツとシュノーケリングの装備を身に着け、実際に海の中に潜って観察しました。さらに「藻場の再生」のために行われている海藻の種の設置、駆除されたウニを集めて蓄養している「蓄養場」なども潜って観察しました。

参加者は、大船渡の人たちの「サンマ愛」に触れながら、この1・2年急速に進行している「磯焼け」の現状も知り、多くのことを学ぶことのできた2日間となりました。

イベント詳細

イベント名いわてマリンキッズプロジェクトin大船渡
参加人数小学校5・6年生 23人
日程2022年7月27日(水)~28日(木)
場所岩手県大船渡市
主催海と日本プロジェクトin岩手実行委員会
協賛みちのくコカ・コーラボトリング株式会社
協力大船渡市、(一社)大船渡市観光物産協会、さなかグルメのまち大船渡実行委員会、及川冷蔵株式会社
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