久慈市の小学5年生の児童が、久慈港湾口防波堤の建設現場を船の上から見学しました。
見学したのは久慈市立久慈湊小学校の5年生35名。
総合学習の一環として「防波堤の役割」を学習するため、
港湾業務艇に乗りこんで、岸壁から約3㎞離れた湾口防波堤に向かいました。
船内では、国土交通省東北地方整備局の櫻庭さんが、
建設中の防波堤の様子や、防波堤の役割などをわかり易く説明。
震災を経験した頃はまだ幼児だった児童らは、熱心にメモをとっていました。
間近で見る防波堤はとても大きく、
完成すれば、全長3800mにもなるときいて、驚いた様子。
見学会終了後、櫻庭さんは、
「この見学会を通して、児童それぞれが防災意識を高めてくれれば嬉しい」と語ってくれました。
ある研究機関のシュミレーションによれば、
万が一の場合、この湾口防波堤があれば、
津波のエネルギーは約5分の1以下に軽減されるとのこと。
完成は約10年後の見通しで市民の命と財産を守るために、
湾口防波堤の完成が待たれています。
イベント名 | 久慈港湾口防波堤見学会(久慈市) |
参加人数 | 35名 |
場所 | 岩手県久慈市 |