「魚をさばく」という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げるイベント「日本さばける塾in岩手」が、8月28日、盛岡市で開催された。岩手県独自の緊急事態宣言が出された中、感染防止強化のため募集する小学生親子を半分の4組に減らし、また会場内でマスクを外す場面を作らないために、完成した料理はその場で食べるのではなく、各自持ち帰る形式で実施した。
講師は、盛岡を代表する魚屋「阿部魚店」の阿部代表と、料理研究家の千葉星子さん。魚をさばく基本といわれる「アジ」と三陸を代表する「殻付きホタテ」の2種類の魚貝を、小学校3年生から6年生までの男女4人、4組の親子が参加して「魚をさばく」調理を学んだ。特に、アジの三枚おろしは、鋭いヒレで指をケガしないように気をつけながらの包丁入れで「結構、難しいです!」と親子で奮闘していた。出来上がった料理は「ホタテのパイ包み焼き」「アジのそぼろ」の2品でした。
参加者は「楽しかった。これまで、家では簡単な魚料理しか作っていなかったが、これからは親子で魚をおろしてレパートリーを増やしていきたい。」と充実した表情だった。
イベント名 | 日本さばける塾in岩手 |
参加人数 | 12人 |
日程 | 2021年8月28日13:45~16:15 |
場所 | 盛岡市 いわて県民情報交流センター(アイーナ)内 調理実習室 |
主催 | 日本さばけるプロジェクト実行委員会 日本財団 海と日本プロジェクトin岩手 |