【応援動画#20海洋危機②】
日本人に馴染みの深い魚「鮭」。
岩手県は本州一の鮭の水揚げを誇っています。
しかし、近年鮭の漁獲量減少が続いています。
その原因の1つは「海水温の上昇」ではないかと考えられています。
岩手大学・准教授の後藤友明さんはもう稚魚の段階にも問題があると指摘します。
13度が生息限界と考えられる鮭の稚魚。
通常7月下旬から8月に13度になる三陸近海の海水。
それまでの期間にエサを食べ、体に力をつけて長旅に出る。
しかし、近年は6月に13度を記録。
冷たい水を好み北上する稚魚は十分にエサをとれず、追い出されるように冷たい海水を求めて北上せざる得ない。
発育不足や死滅している可能性があるというのです。
後藤准教授は「稚魚の放流時期を前倒しなのど対策も考えられる」と解決策の1つを提示しています。