地域の産業を学ぶ伝統の取り組みです。陸前高田市の中学生が29日、カキの養殖作業を体験しました。
特産のカキの養殖作業に挑戦したのは陸前高田市の高田東中学校の1年生49人です。漁港の岸壁でホタテの貝殻に付いたカキの稚貝を間引いたあとは養殖用のロープに稚貝をくくりつけました。高田東中学校は11年前に市内の3つの中学校が統合してできた学校で、カキ養殖の体験授業は統合前の米崎中学校時代から27年続く伝統の授業です。広田湾にある養殖いかだに地元の養殖漁家の船で移動した一行はロープを海につるす様子を見学し、カキの養殖について理解を深めていました。
参加した生徒は「大変なところもあったけど楽しくできたので良かったです」、「大きく立派なおいしいカキになってほしいと思います」と語りました。
29日に作業を行ったカキは2026年の2月に食べ頃になり、約3000個を自分たちで収穫する予定です。